子供の頃から、なんとなく反主流派でした。ミーちゃんよりはケイちゃん。ランちゃんよりはスーちゃん。欽ちゃんよりも二郎さん。そもそも阪神ファンを名乗るようになったのも(掛布さんのファンだったこともありますが)、実家では巨人ファンが圧倒的多数だったからなのです。同様にアパートやマンションに関しても、手堅い間取りでまっとうな造りの、流行をバンバン取り入れたお部屋よりも、なんだかクセがあってツッコミどころ満載の部屋にどうしても惹かれてしまいます。今回ご紹介するのは、ハカラー中村が愛して已まない、この物件。オダイバハイツ203号です。203号、という部屋番号が示すとおり2Fのお部屋ですが、入口がまず変わっています。建物の外側に付いている共用階段で2Fまで昇り、共用の通路を通って各部屋のドアへたどり着く、というのが2Fのお部屋でよくあるパターンだと思うのですが、このお部屋の場合は、「専用階段」を使います。台所にはこのクラスには珍しいシステムキッチンが入っています。シンクも比較的大きいし、ガスコンロは2口、グリルも付いています。お料理好きにお薦めしたいところですが、スペースユーティリティ上、大きな冷蔵庫は置けません。物入れはかなりの収納力だと思うのですが、間口よりも奥行きの方が大きいので、奥に入れた物が若干取り出しにくいかも知れません。カラーテレビドアホンとか、独立洗面台とか、人気の設備も備えつつ、決して大衆に迎合しないその孤高の姿。かなりパンチが利いています。まさにハカラーに愛される為に建てられたような、そんなアパートです。さあ、測って測って測りまくりますよ!!