こんにちは、賃貸事業部中村です。
本日はおススメの映画のお話を。
映画「怪物」。皆さんはもうご覧になりましたか?
カンヌ映画祭で脚本賞などを受賞したということであちこちで話題になっていますので、既にご覧になった方もいらっしゃると思います。
僕は6月最初の水曜日に観てきました。
凄い映画を見てしまったな、というのがその感想です。
坂元裕二さんの脚本は言うまでもなく、俳優たちの演技が皆素晴らしく、特に二人の子役は、若くしてあんなすさまじい演技をしてしまったらこれからの俳優人生が大変じゃないかな、と余計な心配をしてしまうほどです。
申し上げておきますが、この記事は「レビュー」ではありません。「おススメ」です。
こんな余白だらけの作品をレビューしようったってまず無理なんです。皆さん是非ご覧になって、この作品が持つ広大な余白をご自身で埋めてみてください。
説明的なセリフが一切ない不親切な映画ではありますが、決して難解ではありません。不穏な雰囲気たっぷりの予告編から「心理的にぐいぐい圧迫してくるホラーじみた映画」じゃないかという印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな感じでもありません。いろんなことを考えさせられてしんどい展開が続きますが、多くの方が美しいラストシーンに息を呑むんじゃないかと思います。
そのラストシーンが意味するもの。
悲しい結末を暗示している、という意見の方も多いのですが、僕はそうじゃないと思っています。そうじゃない結末を探しに、もう一度映画館に行ってこようと思っています。
映画「怪物」。皆さんも観てみたらいいのに。