こんにちは。賃貸事業部管理課の高橋です。
匂いと食欲は密接な関係にあると考えております。カレー屋さんの前を通りカレーの匂いを嗅ぐと、何となくカレーが食べたくなったり、パン屋さんの前を通り香ばしい匂いを嗅ぐと、無性にパンが食べたくなったりします。そのような中で、食欲を抑えてくれる香りという物もあるそうですが、今回は私が体験したのはどちらかと言うと食欲が減退したとなります。
その日は、中華そばのお店『田中そば店』でお昼を食べました。初めてこのお店に行きましたが、広い厨房と店員さんを見て、気になってしまったことがありました。それは…黒いユニフォームを着用されたリーダー的存在の店員さんがかなりのマッチョな体型であったことと、白いユニフォームを着用されたその他の店員さん達がかなりの細身な体型であったことです。白い方達が引き立て役になっており、黒い方の異常なまでの存在感にかなりの違和感を感じつつも(良い意味で)、今まで見てきたラーメン店の厨房ではお目にかかることがない光景を拝見出来たこと、貴重な体験をさせて頂けたことに対して、このお店を選んで良かったなと思いました。
そんなことを考えている内に注文した品が届きました。白い店員さんから、非常に丁寧な接客応対を受け、注文品をカウンターに出して頂きました。ありがとうございます。ねぎそば+チャーシュー2枚追加。麺もスープもネギも非常に美味しく、特にチャーシューはとっても柔らかくて本当に美味しかったです。チャーシューを追加しておいて良かったと思いました。今日は食欲が減退した話なので本題はここからとなります。私がねぎそばを美味しい美味しいと食べていると、初老の男性が隣の席に座られました。私がお店の真ん中あたりに座っていたこともあり、必然的にその方は出入口側に近い席へと座ることになりました。出入口に近いことから風通しが非常に良い席となっておりました。その日は程よく風が吹いていたので、風が通る度にその方がつけていた整髪料の一種であるポマードの匂いが私の方にブワッと降り注いでくる状況になりました。私の鼻の中は一気にポマードの匂いでいっぱいとなり、ポマードの匂いがするねぎそばを食べていると錯覚するようになりました。先ほどまで美味しい美味しいと食べておりましたが、都度、ポマードの匂いを浴びることにより、気が付いた時には食欲が無くなっておりました。麺と具材は意地でも食べましたが、スープに関しては、普段は半分くらいまで啜るのですが、ほとんど残してしまいました。お店から出た後、友人から『思っていたよりも美味かった』と話してきたので、私は「(ポマード臭がなければ)確かに美味かった」と口から出そうな言葉を抑えて会話をしました。初老の方もポマードも誰も悪くないと思います。ただ、飲食店との相性が良くなかったのではないか、風が強くなければ問題なかったのではないかと色々と考えさせられる一日となりました。匂いと食欲って密接な関係にあるんだなと思いました。-------------------------------------------------------------------