こんにちは。賃貸営業中村です。熊本行の続きです。
熊本で出会った素敵な人たちをご紹介する前に、熊本城のことを。
初めて熊本城を見たのは、小学校の修学旅行でのことでした。黒く引き締まった精悍なフォルムは、小学生の僕の心を、熱く捉えました。
その後、大阪城や姫路城など、様々なお城を見ましたが、熊本城は「日本で一番カッコいいお城」であり続けました。いまだにそれは変わりません。
それだけに、今回熊本城の満身創痍な姿を見て、とても悲しい気持ちになってしまいました。大好きなお城を三十数年ぶりに見た際の第一声が「ああ…こんなになっちまってる…」だなんて、悲しすぎます。
同じ思いの人は僕以外にもいたみたいで、多くの人が悲痛な声を上げていました。本当に愛されてるんですね、熊本城は。
一日も早い復興を、お隣の加藤神社に祈願してきました。
熊本に平穏な日々が戻りますように。心から祈らずにはいられません。
さて、最後に今回の旅で出会った人々をご紹介しておきましょう。まずはこちら。初日の被災地視察ツアーでご一緒した面々です。
後ろの二人は愛知県から来た、大学のボランティアサークルのメンバーです。若いのにしっかりした二人でした。運転席にいるのは菊地市災害ネットワーク運営側の方です。大阪のご出身で、岩手県の遠野でも活動をされていたそうです。軽妙な関西弁で、方々をご案内いただきました。本当にありがとうございました。
一泊目の宿は、人吉温泉を選びました。人吉は球磨焼酎のふるさと。せっかくなので、地元の焼酎蔵を見学させていただきました。
お邪魔したのは「寿福酒造場」。家族だけで運営している、ごくごく小規模の蔵です。小規模だからこそ出来る、全工程手造りでの焼酎造り。原料も地元産の米にこだわって、丁寧に丁寧に取り組んでいらっしゃいました。なんでも、こちらで半年かけてようやく造る量の焼酎を、某大手メーカーでは半日で作ってしまうのだそうです。
社長の寿福絹子さんと、その息子で杜氏の良太さん。お二人ともいい顔していらっしゃいます。すっかりファンになったので、ここには必ずまた、訪ねていきたいと思います。
この後益城町の伯父を見舞い、熊本城を見た後は、熊本の繁華街に繰り出しました。
美味しいお酒を飲んで、うまいものを食べて、熊本にお金を落とそうというわけです。
「たぬき」という居心地の良い居酒屋を選びました。隣で飲んでいた美女と意気投合してのツーショットです。女性なのに一人呑み、しかも二杯目からいきなり芋焼酎をボトルでオーダーして、グイグイ呑む、というツワモノぶりでした。やっぱり、熊本んオナゴは強かねえ!
もちろん、馬刺しや辛子レンコンも食べましたよ。 焼酎は寿福酒造さんの「武者返し」をお湯割りで!
熊本、まだまだ復興までの道のりは遠いけど、そこで暮らす人々は、みなさん元気でした。辛い現実を突きつけられたりもしましたが、元気な熊本の皆さんのおかげさまで、充実した旅になりました。ありがとう熊本!そして、がまだせ、熊本!