通常ですとこの時期は、関東でも花見の話題があちらこちらで上がってきます。 会社の仲間や友人達と日時や場所、場所取りの打ち合わせなどをしている方々が 多くいると思います。 皆様もご承知の通り、今回の地震により通常予定されていた行事などによっては、 『この度は自粛させて頂きます』とメディアなどで紹介されているものもございます。 そんな日々のニュースの中の一つに、今回の大自然の驚異を経験した私にとって、 元気と勇気をくれ、また、その勇ましい姿とその存在を知らせてくれた内容がありました。 しつこくなりますが、今は花見の話題で盛り上がるのが通常です。 その日本らしい行事の一つである花見の主役こそが桜です。 日本国内に数ある桜には、その場所が名所と呼ばれ、 日本三大桜と呼ばれる桜があります。 ご存知の方々もたくさんおられるかと思いますが、 日本三大桜とは 根尾谷淡墨桜 国指定天然記念物 所在地 : 岐阜県本巣郡根尾村 山高神代桜 国指定天然記念物 所在地 : 山梨県北杜市武川町山高2763 三春滝桜 国指定天然記念物 所在地 : 福島県田村郡三春町大字滝桜久 私が目を奪われたのが、今回多くの被害を受けた福島県にある 日本三大桜の中で一番最後に花開く、三春町の滝桜です。 三春町には他にもたくさんの桜の木を見ることができるとのことですが、 滝桜ほどの大きな桜は無く、また小さな丘の途中に1本だけの桜の巨木がある という構図が見た人々をくぎづけにしているのではないかなと思います。 滝桜について、三春町のお知らせに、次の様な一文がありました。 三春滝桜は、このたびの震災による被害もなく元気な状態です。 今年の滝桜観光の受入態勢は充分に整えることはできませんが、 被災されたみなさんをはじめ、町内外の多くのみなさんにも、ぜひお越しいただき、 千年の刻を見守りつづける滝桜から元気を受け取っていただけたら幸いです。 現地からも私達に対し、元気を発信してくれています。 もちろん、自粛せざるえないこともあるかと思いますが、 復興に向けてであれば、日本全体が明るく元気を出す事が必要ではないかと思います。 決して忘れることは無いでしょう。 今回のニュースを見て、日本らしい、日本特有の行事などを通し、 未来に向かって歩んでいきたいと私はつくづく思いました。