こんにちは。コトバに敏感な男、中村です。
特に方言は大好物。不思議な響きの方言を肴に、何杯でも呑めてしまいます。
みなさん、子供の頃、友達が「いけないこと」をした時の囃し唄を憶えていますか?東京近郊ではこんな感じだと思います。
「♪いーけないんだーいけないんだー せーんせーに言(い)ってやろ」
「いけないんだ」というあたりが都会っ子っぽいです。 なんだかしゃらくさいです。
三重に住む妹の娘、つまり私の姪っ子によると、三重県鈴鹿市ではこんな感じ。
「♪あーかんのにーあかんのにー せーんせーに言(い)ってやろ」
「あかん」というコトバが使われている点で、関西方言ゾーンであることが分かりますね。
家人が育った山口県山口市ではこう囃すそうです。
「♪言(ゆ)ーちゃろー言(ゆ)ーちゃーろ せーんせーに言(ゆ)ーちゃーろ」
先生に言いたくて言いたくてたまらないんですね、山口県人は。
で、私の故郷・長崎県南島原市ではこうです。
「♪シーランタイ コーランタイ せーんせーに言(ゆ)うてやろ」
「シーランタイ」?「コーランタイ」?当時はまったく感じていなかった違和感を、故郷を遠く離れた今、強烈に感じます。
「シーランタイ」は「知らんたい」、つまり「(怒られても)知らないぞ」という意味だとして、
「コーランタイ」って何?
イスラム教の聖典「コーラン」とか関係ある?まあたぶん関係ないんですけど。
今夜は「コーランタイ」で2〜3杯いきたいと思います。