こんにちは、ハカラー中村です。
毎朝、出勤のときに私を追い抜いていく二人組がいます。黒い衣装に身を包み、ピッチ走法を用いて全速力で私の脇を走り抜けていくのです。
彼らです。左側を母親の自転車が併走していきます。かなり長い距離を走って来たものと思われるのですが、一向に疲れた様子を見せません。コドモの体力には恐るべきものがありますね。ここはひとつ、私も併走してハカラーらしく彼らの走るスピードを測って。。。いやいや、結果は見えています。そんなことしたら呼吸困難になって、会社でも一日使い物にならなくなるに決まっているのです。こんな私でもあの子供たちくらいの年頃には元気に外を走り回っていたはず。記憶を掘り起こしつつ、その頃の快活さを測ってみました。ところが。
測定不能。
何故なら、私にそんな快活なコドモ時代なんて無かったからです。一日中部屋の中で本ばっかり読んで、うっかり全力疾走しようものなら喘息でゼイゼイ言ってたモヤシッ子の私に、そんなコドモ時代があるわけがありません。
あの頃もっと外で元気に遊べるコドモだったら、また違った人生があったと思うのです。
今と比べてどちらの人生が良かったかなんて、判るはずもありませんが。