私が自宅では泡盛オンリーなのを知っている高井部長、家主さまから頂いた、というお酒を譲ってくれました。久米島の久米仙。
沖縄好きの人、沖縄を訪れた事のある人なら、この「久米仙」という名前のお酒を必ず目にした事があるはずです。
戦後、米軍統治の影響を受け洋酒文化が浸透していた沖縄県。そこに初の卓上ボトルとして登場し、沖縄中にブームを起こして泡盛の復権を果たしたのが、「久米仙グリーンボトル」です。沖縄の人なら誰でも知っているこのお酒。今でも「菊之露」、「残波」とともに、最もよく飲まれている泡盛のひとつであるのは間違いありません。
現在のグリーンボトル。
実はですね・・・グリーンボトルの久米仙と、久米島の久米仙は、全くの別物だというのはご存知でしょうか。
グリーンボトルを製造している「久米仙酒造」は、本島の那覇にあります。「久米島の久米仙」があるのは、もちろん久米島。(以前は「仲里酒造」という社名だったんですが・・・)沖縄では、「またん、まじゆんぬまや〜」というCMでもお馴染みですね。こちらにも卓上ボトルがありますが、「久米仙ブラウン」として区別されています。
名前は同じ「久米仙」でも会社は別。那覇と久米島では水も違うので、味もかなり異なります。沖縄県内でも混同される事が多いので、社名を「久米島の久米仙」にしたのかもしれません。(ちなみに私は「久米島の・・・」の方が好きです。)いつもは八重泉(石垣島の泡盛)の私ですが、今夜は久米仙のグラスを片手に、20年以上前に訪れた久米島に思いを馳せてみようと思います。
・・・・・では、今日も一日お疲れさまでした。かんぱ〜い≧▽≦)/▼☆▼\(≧▽≦)※ゴメンよ・・かぎボン・・・