「なんて読むのか分からなかった。」
たまにお客様に言われることがあります。漢字の「十」にさんずいの「河」と書いて、「そごう」と読む当社の社名。せっかくの第一回目なので、その社名の由来について書いてみましょう。
・ ・ ・ ・ ・東海道新幹線の東京駅18・19番ホーム先端にある、東海道新幹線建設記念碑。ご覧になった方もいるかもしれません。そこには『新幹線の父』と呼ばれる十河信二氏のレリーフと、座右の銘が刻まれております。
「一花開天下春」
昭和20年代、さまざまな事故などにより、国民からの信用を失っていた国鉄。そんな中、十河氏は昭和30年に国鉄の総裁となりました。氏はここで強い政治的手腕をふるい、国鉄の収支は持ち直します。そして、その後も黒字決算を続けました。
・十河信二氏
当時、氏と親交のあった当社の先代社長が起業するにあたって、勢いの出てきた国鉄にあやかろうと「十河」の名前をいただいたそうです。昭和36年には「十河商事不動産部」として西船橋駅前に開業。その後いくつかの変遷を経て、平成20年に社名を「十河商事」より「十河」に変更し、現在に至っております。
・昭和36年当時の西船橋駅前当社の看板、お分かりになるでしょうか? ・ ・ ・ ・ ・
愛媛県西条市出身の十河氏もそうであるように、人の苗字としては四国地方に多いとのことです。(戦国時代に「鬼十河」と呼ばれた十河一存も讃岐の武将ですね。)余談になりますが、東京駅にあるレリーフの自分の肖像を見た十河氏は一言、「似とらん。」と言ったそうですよ・・・。
・・次の人、どうぞ!!