皆様こんにちは。 今回は、「消火器」について調べてみました。 火災が発生した際、最初に使われる消火器は、 ビルや店舗、アパート等多くの建物に設置されています。 見た目に大きな違いがあるわけではないので、どれも同じように感じるかもしれませんが、 実際は、火災の種類や設置場所等により種類がわかれております。
■大きくわけて3つの種類があります。 ①粉末消火器 ②水系消火器 ③ガス系消火器
【①】粉末消火器 一般的に普及している消火器です。消火器シェアの約90%を占めてます。 ピンク色で粉状の消火剤を放射します。熱で消火剤が溶けて飴状になり、 火災を覆うことで沈下させます。 消火剤の主成分はリン酸アンモニウムで、さまざまな火災に対応してます。 但し、使用後は現場がピンク色の粉まみれになってしまう為、 復旧が大変なことがデメリットとしてあげられてます。 又、浸透力が弱く完全に消化できない場合がある為、再燃防止に努める 必要がある点に注意が必要です。 火災を確認したら初期消火と同時に必ず119番通報が必要です。 【②】水系消火器 水系消火器は、水に科学物質を溶解した水溶液の消火薬剤を放射します。 消火薬剤は液体ですので冷却効果が非常に高く再燃を防止するというメリットがあります。 又。清潔さが求められる場所や、電気機器が設置されている場所でも使えるのが メリットです。 主にオフィス、サーバールーム、飲食店の厨房等、消火活動による汚染を避けたい場所に 設置されています。 但し、ガソリンや灯油、軽油の火災は水系で消すことができません。 ガソリンなどは「油」であるため、これらの火災に水をかけると、火が付いた ガソリンなどが飛び散ったり、水より軽いガソリンなどが水の上に広がり火災が 広がるおそれがあります。 【③】ガス系消火器 こちらはあまり身近には感じない方が多いと思います。 二酸化炭素を放出し、窒息効果によって消火するタイプの消火器です。 気体による消火のため現場を汚染するリスクが低く、コンピューター室や通信施設、 美術館や電気室等でよく使われます。ただし、人間も窒息してしまう為密室や地下室 では使用厳禁となっています。 基本的に普通火災には対応しておらず、油火災や電気火災に使われます。 消火器は使用期限があります。 使用期限を過ぎた消火器は、破裂による事故のリスクもあったり、 実際に使用する際に放射できないリスクもあります。 消火器本体に使用期限は表示されておりますので定期的な確認、早めの交換が必要です。 |