こんにちは、賃貸事業部の中村です。 実は今、引っ越し準備中です。 今の住まいに入居したのはかれこれ約12年前。 あの東日本大震災の三日後、2011年3月14日のことでした。 大半の公共交通機関がストップしている中、奇跡とも思えるお引越しになりました。 地震の揺れの影響なのか、新居のベッドルームの壁が異様に膨らんでいて、その下にあるであろう石膏ボードが割れていることが容易に想像できました。その膨らみに耐えられなかった壁紙がはがれてベローンと垂れ下がっている光景はちょっと忘れられません。 それでもどうにかこうにか荷物を運び入れ、日当たりが悪いの、天井が低くて圧迫感がハンパないのと不満をぶちまけ続ける家人を何とかなだめながらの12年。ようやく理想に近いお部屋を見つけて、引っ越しにこぎつけました。窓から川が見える、リバーサイドビューのお部屋です。 ※こんな光景が間近にあるのです。羨ましいでしょう?羨ましいに決まっています! 久しぶりにお部屋探しをしていろいろと忘れていたものを思い出しました。 理想の物件を見つけたときの高揚感、管理会社に問い合わせて、その物件がまだ空いていた時の安堵、内見時のワクワク、入居審査の結果を待つ間の不安、審査OKのお知らせが届いた時の喜び、間取図を何枚も印刷して、家具の配置をあれこれ検討しているときのウキウキ。これらがお部屋探しの醍醐味なんだよなあ、と思います。 逆に、契約を結んでしまうとあとは大変なことばかりです。契約金の払い込み、各所に住所変更の連絡、引っ越し業者を手配したあとは連日荷造り、当日新居に家財を搬入した後も家具や備品の整理に追われ、ようやく落ち着いたと思ったら、住民届や免許証・宅建士証の住所変更などなどの手続きが待っています。 そう考えるとですね。 我々不動産業者がお客様とお付き合いするのは、物件情報へのお問合せから鍵のお引き渡しまでの「たぶんお引っ越しで一番楽しい部分」なんですね。その一番楽しい部分をお手伝いできるなんて、 こんな素敵な商売が他にあるでしょうか? そんなことを改めて思う今日この頃です。 さあ、2月1日のお引越しに向けて、今日も帰ったら荷造りです。 はあ・・・早く終わらないかなあ。 |