こんにちは、賃貸営業中村です。 本日はノスタルジーな旅のご報告を。
一年前に亡くなった伯母の法要で、母の実家がある天草に行ってきました。子供の頃、夏休みの度に訪れていた地です。
母の実家は、元は料亭の離れだったという平屋建ての日本家屋で、享年80を越えていた叔母が生まれ育った家。ということは少なくとも築後80年以上経っているわけです(名古屋から来た伯母の話では、ゆうに100年は越えているらしいです)。
そんな由緒ある家も、老朽化と敷地の持ち主の意向で取り壊すことになってしまいました。
夏休みに集った従兄弟たちとワイワイ遊んだり、夜中にふと目覚めて、床の間においてある狸の置物が怖くて気になって眠れなくなったり、風呂上がりに素っ裸で現れた祖母の乳房の長さに驚愕したりと、思い出の多い家でした。
この家で生まれ育った母や伯母たちにとってはなおのことかけがえのない家だったようで、今は住む人もいない家屋を皆、じっと眺めてはポツリポツリと思い出を語る、なんともノスタルジックな時間となりました。
一周忌を迎える伯母ではなく、家のほうが主役になってしまった感はありましたが、この家でみんなを引き合わせて、素敵な時間をプレゼントしてくれた伯母に、改めて感謝したいと思います。 |