最近、不動産広告のルールが変更になりました。 興味のある人がいるかもしれませんので、 一応書いておきましょう。
まず、以前は(建築後2年以内の未入居の建物)のみ、 に限られていた「二重価格表示」の要件が緩和されています。
「二重価格表示」とは 【3000万円 → 2500万円】のように、 値下げ前の価格を同時に表示することです。 今回の改正で、一定の条件を満たせば、 土地や中古住宅でも二重価格表示が可能になりました。
と、いうことは 旧価格からの値下げを強調した広告や、 最初は相場より高めの価格を設定しておいて 売れなかったら相場に戻す、 というようなやり方が増えるかもしれません。 (売れ残り感、というリスクもありますが・・・)
当然、心理的に安く感じる場合もあるはずですが、 不動産は決して安い買い物ではありません。 「本当の適正価格はいくらなのか」 をしっかり見極めなくてはなりませんね。
次に気になったのは、 「畳数の表示を明確に」ということです。
これまでは1畳あたりの面積が (最低基準の1.62u)に満たないときでも、 その旨と面積を明示すれば表示が認められていました。 今回の改正では、この部分の但し書きが削除され、 広告表示する場合は必ず、 「畳1枚の広さは1.62u以上」となりました。 物件によってはかなりの違いが出てくるかもしれません。 「不当表示」と言われないよう、我々も注意が必要です。
・・・他にも改正された箇所は色々ありますが、 今日のところはこの辺で(面倒になってきた)。 もっと詳しく知りたい方は、 不動産公正取引協議会連合会のHPを御覧下さい。 (結局他人任せ)
※余談になりますが、不動産公正取引協議会連合会の 「DK・LDKの広さの目安となる指導基準」によると、 『居室数が1の場合のDKは4.5畳以上、LDKは8畳以上。 居室数が2以上の場合のDKは6畳以上、LDKは10畳以上』 と定められています。 図面を見るときの参考にしてみて下さい。
それではまた「海路の日和」でお会いしましょう。 |