皆様こんにちは。 今回はエアコンの100V・200Vの違いについて調べてみました。 ■電気代について 100V・200Vのエアコンは、どちらを選んでも消費電力が変わら ない為、電気代での差はないようです。 電気代は、 「1時間あたりの消費電力:(Kw)×使用時間(時間)×料金単価 (円/kWh)」で計算します。 電圧が100Vから200Vになったからといって、電気代が単純に2倍 になるわけではありません。 ※消費電力の計算式:消費電力(W)= 電圧(V)× 電流(A)
■パワーについて パワーに関しては、200Vの方が2倍のパワーがあると言われて います。そもそもボルト(単位:V)とは「電気を流すための勢 い」のことです。200Vは100Vの2倍の力があるので、よりパワ フルに動作します。 例えば、100Vでは10分かかる室温調整が、200Vなら5分で済む ということになります。設定温度への到達が速いので、部屋を早 く冷やしたり、暖めたりすることができます。広い空間であれば あるほど、運転効率が高まるので、10畳以上の部屋であれば、 200Vのエアコンがオススメされています。(ただ、14畳以上で なければメリットを得られない、大きな差があるのは暖房時のみ という意見もあります) ■200Vエアコンのデメリット 電気代も差はないし、パワーも2倍であれば200Vを選んだ方が お得と思われるかもしれませんが、デメリットもあります。 @ 本体価格が100Vエアコンと比較して若干高い傾向にあります。 何万円も差はないようですが、基本的に200Vエアコンのほうが 高いです。 A 契約電流容量が最低でも30アンペア(A)以上必要 200Vエアコンを使用する場合、30アンペア以下では容量不足で ブレーカーが落ちてしまいます(一気に電力を消費するため)。 その場合、電力会社に契約アンペアの変更を依頼する必要があり ますが、そうすると電気代の基本料金が高くなってしまいます。 B 古いアパートでは多くの住宅で使用されている「単相3線式」で はないことがあり、その場合は高額な工事費用が必要となります。 電源コンセントが200Vではなく100V対応のみであった場合、 電圧の切り替え工事も必要です。 以上、今回はエアコンの100V・200Vの違いについて調べてみま した。結局のところ、エアコン選定にあたっては、部屋の大きさ や、環境に応じて選ぶことが重要です。すぐ部屋が冷えてほしい 人、すぐ部屋があったまってほしい人、広いお部屋で使用する場 合は200Vを選ぶ。 工事費等の初期費用を抑えたい人、少し冷えるまでに時間がかか っても我慢できる人、小規模な空間で使用する場合は100Vを選ぶ。 私の個人的な意見としては、14畳以上の場合は、200Vを選ぶの もアリかなと思っています。エアコン選びの際、少しでも参考に なれば幸いです。 |