質問です。 映画館に来ています。観ている映画がとてもつまらない。どうしますか? A.映画館を出る B.そのまま最後まで見続ける 最近、ある単語を知りました。「サンクコスト」です。 経済学で使う、「過去の投資のうち、絶対に戻ってこない回収不能なもの(埋没費用)」 という意味だそうです。 この映画館の例でいうと、チケット代(1,800円)がサンクコストになります。 どちらの選択肢を選んでも、戻ってこない負債です。 Aは、チケット代は失うが、上映時間は別の事に使うことができ合理的です。 Bは、チケット代に加えて、上映時間の二つを失います せっかく1,800円払ったんだから、いまさら辞めたら無駄になっちゃう!って思います? でも・・・無駄になっちゃうではなく、すでに現時点で無駄になっているんですよね 人は、今やっていることに執着し、なかなか諦めきれないものではないでしょうか? 多額の建設費用を投じている最中に、採算がとれないと分かったとしても、中止を決断できない 公共事業も、サンクコストの呪縛にかかっているのかもしれませんね つい先日のこと。 行列のレジに数分並んでいる途中に、「この商品、別に今買わなくてもいいんじゃないか」と 思い直しましたが、自分の後ろにもかなり長い行列が出来ています。 せっかくここまで並んだんだし、あと少しでお会計ができる。・・・結局買ってしまいました ↑ コレ、まさにサンクコストの呪縛!! 金銭的なものだけではなく、時間、気分的なものも含めて。 こうゆうことって、日常生活のなかにたくさん溢れているように思います。 サンクコストって深いですね(笑) |