こんにちは、賃貸事業部ナカムラです。 本日も旅の続きです。
さて、楽しかったひとり呑みの夜も明け、長岡旅行二日目です。 いつもなら6時頃に目覚めて、早朝の街をぶらぶらと散歩したりするんですが、そうするには疲れすぎていたようで、目覚めた時は既に7時を過ぎていました。のそのそと起き出して朝風呂に入り、朝食はお決まりのバイキング。
僕はかなりのバイキング下手で、あれもこれもとついついトレーをモリモリにしてしまうので、今回はかなり慎重に品定め。胃はもたれるし集中力は低下するし眠くなるし、満腹になってもいいことはありません。腹八分目。八分目でちょうどいいのです。
ところが。
お米がですね、長岡産のコシヒカリなんです。
美味すぎるんですよ。
加えて、新たなメニューが追加されるたびに 「栃尾の油揚げ、出来立てでーす」 「玉子焼き、焼きたてが出まーす」 などと叫ぶ食堂スタッフの声が耳に入ると、もういけません。取らなきゃソンソン、みたいな気分になってしまいます。踊りだしたアホウと食欲は、もう止まりゃしないのです。目指せ!全種目制覇だ!とばかり二巡目に突入した結果、腹八分目どころか、十二分目くらいになってしまいました。
長岡メシが美味すぎるのがいけないのです。僕は一切、悪くありません。
さて、いざホテルをチェックアウトし、長岡駅周辺をウロウロしたものの、腹十二分目の満腹感からモーローとした頭には、何を見ても、何を聞いても全然入ってきません。楽しみにしていた 「河井継之助記念館」と 「山本五十六記念館」も、素晴らしい展示であることはわかるのですが、まったくときめきませんでした。知的好奇心ってやつがすっかり鈍ってしまっているようでした。
長岡メシが美味すぎるのがいけないのです。僕は一切、悪くありません。 そんな中でも、「アオーレ長岡」の1Fにある 「アオーレ長岡シアター」は、あまり期待していなかった(失礼)こともあって、素晴らしい体験になりました。立体メガネをかけて、迫力の音響とともに、長岡花火を疑似体験できるのです。
「道の駅ながおか花火館」にはもっと立派な施設があって、そちらの方はさらに迫力ある映像になっているらしいのですが、僕はこちらでも十分、感動できました。満腹の苦しさもしばし忘れ、うっすら泣いてしまったほどです。営業時間内であればいつでも上映してもらえるみたいなので、皆さんも機会があれば是非!なんと無料です! 割と立体メガネが似合う50代。 アオーレ長岡シアター 山本五十六記念館と河井継之助記念館。雑に見学してすみませんでした。
満腹もようやくこなれて来た正午ごろ、信越線に乗って長岡のひと駅隣にある宮内へ移動です。
宮内の駅前には、以前、弊社 高橋洋二郎のブログにも登場したお店 「青島食堂」があります。高橋がご紹介したのは秋葉原に出店した東京店ですが、宮内にあるのは本店です。ご当地ラーメンに目がない僕が、長岡に来て生姜醤油ラーメンを食べないわけにはいかないのです。
行列必至と聞いてちょっとビビっていたのですが、タイミングが良かったのか待ち時間ゼロで食券を購入、入店することが出来ました。お世辞にも愛想が好いとは言い難い女性スタッフが出してくれた生姜醤油ラーメンは雑然とした盛り付けで、これまたまったく愛想のないビジュアルでしたが、ガツンと生姜の利いたあっさりしているのに不思議なコクがある、実に後を引く美味しさでした。 青島食堂の生姜醤油ラーメン さて、この日の長岡は最高気温32.5度の真夏日。再び十二分目になってしまったお腹を抱え、筋肉疲労とマメだらけで痛む脚で歩くには、ちと厳しすぎる環境でした。この旅の最大の目的地であった醸造街「摂田屋」の散策も、 吉乃川酒造と 機那サフラン本舗を見学したところでギブアップ。残念ながら中途半端に終わってしまいました。
長岡メシが美味すぎるのがいけないのです。僕は一切、悪くありません。 吉乃川酒造ミュージアム「醸蔵」と機那サフラン酒本舗の蔵の鏝絵(重要文化財)
長岡駅へ戻り、当初の予定よりも二時間ほど早い新幹線の指定席券を買った僕ですが、最後に、どうしても体験しておきたかったお店がありました。長岡駅構内 「ぽんしゅ館」の中にある「利酒番所(ききざけばんしょ)」です。
ここには「八海山」などの超有名銘柄から、聞いたこともないマイナー銘柄のものまで、新潟県内の地酒100種類以上が試飲できるメダル式の日本酒サーバーがずらりと並んでいます。その様は、僕のような酒飲みにはまさにパラダイスなのです。受付で500円を支払って専用メダル5枚とお猪口を受け取ったら、パラダイスへのダイブを開始です!
周りには、カップルやグループで試飲を楽しむ人々が多くいらっしゃいました。もちろん僕のようなソロダイバーも。日本酒天国新潟の、いろんなタイプの日本酒が楽しめる「利酒番所」。日本酒ビギナーで自分に合う日本酒を探したいという方に、是非お勧めしたいです。 というわけで、これにて僕の長岡サーフィンは終了です。 早すぎる梅雨明けで天候には恵まれたものの、予想外の暑さにやられてしまった旅でした。また、もうこの齢になると一泊二日の弾丸ツアーはさすがにキツイな、と思い知らされもしました。最低でも二泊三日は必要なのかもしれません。
コロナ禍も一進一退ですが、またいつの日かひとり旅、行きたいと思います。 鶴岡、石岡、豊岡、藤岡、富岡、亀岡、笠岡…。 僕を待つ「岡」は、まだまだたくさんあるのですから。 |