こんにちは。 十河株式会社 管理課 水口です。
先日、尾瀬に行ってきました。
(所々に紅葉した花が咲いています。不思議です) 群馬県片品村は鳩待峠(はとまちとうげ)より、まずは200メートル程の標高差の山道を下ります。 鳩待峠のある至仏山(しぶつさん)は登山でも人気の高い山です。 1時間かけて峠から山の鼻のビジターセンターを抜けるといよいよ尾瀬ヶ原に入ります。 山々に囲まれて只管に湿原が広がります。
ちなみに天気はあいにくの曇天。さらに紅葉も始まっていない微妙な時期だからか、人は少ないように思えました。
(これはシラカバ?ダケカンバ?)
天気が悪かったのは残念でしたが、雲間から覗く陽光は神々しさすらありました。 染まりつつある草、ぽつんと顔を出すシラカバやダケカンバ。 途中から誰ともすれ違わなくなり、だだっ広い尾瀬ヶ原に取り残されたような気分になります。 確かに目を引くような美しさはありませんでしたが、秋の始まりの独特の寂寥感も心に残るものでした。
終わりの見えない尾瀬ヶ原をひたすら歩くこと4時間程。一泊する燧ヶ岳(ひうちがたけ)の山小屋に着くころには夕方になっていました。 そしていつの間にか現在地が福島県になっていたことに気づきます。 群馬県との県境を完全に見落としてしまいました。
さて、一泊してヨッピ吊り橋を渡るコースで帰ります。 吊り橋ですので歩くと当然揺れるのですが、渡るのに夢中で写真を撮っていなかったことが判明しました。 ちなみに峠から湿原までは下りの道ですので、湿原から峠までは当然上りになります。 ゆったりしたコースですが、尾瀬ヶ原を数時間歩いた足腰には地味に苦しいものがありました。 (赤:行き 青:帰り) なんとなく今回歩いたコースを地図に書き込みました。約20キロ、朝から向かえば日帰りでも楽しめる距離です。 しかし尾瀬沼や三条ノ滝など、尾瀬には他にも見どころがたくさんあります。今回歩いた尾瀬ヶ原は尾瀬の一側面に過ぎないのです。 心身共に尾瀬には圧倒させられるばかりでした。 いつか尾瀬沼にも行ってみたいです。
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