こんにちは。 賃貸事業部 営業課の鈴木です。 ひんやりとした風が強く吹き荒れている今日この頃、 寒がりなわたくし鈴木は室内と室外の寒暖差と日々奮闘いたしております。 今回はちょっとした豆知識をご紹介したいと思います。 この寒さ極まる日本の冬で部屋着から街着としての万能ファッションウェアとして 活躍している『フリース』について淡々とお書きしましょう。 そもそも、現代のフリースは、パタゴニア創始者のイヴォン・シュイナード氏が 便座カバー用のポリエステル素材からパイルウェアを生み出すことから始まり、 ペットボトルなどをリサイクルして造られるフリースに進化したものといわれています。 ’70年代後半頃、汗や雨などの水分を多く吸ってしまう羊毛のセーターに不満を抱いていた パタゴニア創始者のイヴォン・シュイナード氏が北大西洋の漁師が着用していたパイルセーターを 山で着用することを思いつき、フリースの前身である「パイルジャケット」をリリースしたのです! もとが「便座カバー用のポリエステル」という点は正直後ずさりしてしまいますが、 当時パイル素材が市場になく、 探し回ったイヴォン・シュイナード氏がモルデンミルズという 生地メーカーに「便座カバー用」として卸されていたものを採用したといわれています。 ちなみに、採用された理由としては毛足が長く保温性に優れたものの為、汗や雨に濡れたとしても すぐに乾くことから登山に適しているからなのです! こうして’85年頃にはモルデンミルズと共同開発した「シンチラ・フリース」が爆発的な 売り上げを記録して大流行。 ’93年からはペットボトルを再利用することで環境にも配慮されたフリースの製造にも 成功したのです! こうした経緯から 『フリースは人間が化学の力を駆使して作った最初の保温服』なのです! こう考えるとなんだかとっても感慨深い気がしてきませんか? さらに、’90年代後半には部屋着や街着として多くの人々に注目され、ユニクロでは2年間で 1000万着以上売り上げる等、身近な存在として寒い冬には欠かせないアイテムへと進化したのです。 ここまで我慢強くお読みいただきました皆様、誠にありがとうございます。 これをきっかけにフリースに興味を持ってくださる人がいらっしゃいましたら嬉しいです。 まあ、正直わたくし鈴木もなんとなく気になったということで書いてみたしだいです(笑) それでは、今宵はこのあたりで! |