こんにちは。 ハカラー中村です。
何度かお話ししている通り、私は長崎県出身です。 長崎県人にとって、今日8月9日は特別な日。
夏休みのど真ん中、登校日と称して学校に集められ、 皮膚が焼け爛れた人や陰惨な廃墟の写真を見せられたり、 実際に地獄を体験した人のおぞましいお話を、 炎天下で聞かされたりする日。 そうです。今日は長崎の原爆記念日なのです。 上記の夏休み登校日は小学校から高校まで12年間、毎年経験しました。 気分が悪くなって倒れた経験は一度や二度じゃありません。 長崎県人はいろんな意味で(?)核兵器を憎んでいます。 想像してみてください。 原爆の爆風と熱線で、あなた自身が、あるいはあなたの大切な人が被害に遭ったら。 一瞬にして蒸発し(本当の意味で)、消えてしまう。 皮膚が焼け爛れ、激痛で夜も眠れなくなる。 髪は抜け落ち、出血が止まらない。 その苦しみは何年も何年も何年も続く。 子どもや孫にまで、影響が出るかもしれない不安と恐怖。 想像しましょう、目を背けないで。 想像できない、という方は、下記のページを。 Googleの画像検索で「原爆」を引いた時の検索結果ページです。 http://p.tl/N2hn 測りきれない痛みと量り知れない悲しみを、 測れないなりになんとか測ろうとしてみる日。 長崎県人にとって、今日はそんな日です。 日本に住むすべての人にとってもそういう日になったらいいなと思います。 あなたも測ってみませんか? 終戦直後、長崎の野天火葬場にて。 原爆で亡くなった弟を背中に背負って順番を待つ少年の写真です。 この写真を見て何も感じない人とは、私は友達になれません。 |