皆様こんにちは。 管理課の池田です。 今日は「ウレタン防水」について調べてみました。 漏水・雨漏りが発生した際、よく耳にしていた「ウレタン防水」という言葉ですが、 何となく防水の塗料だろうなぁという認識だったので、少し調べてみました。 @ そもそも「ウレタン」とは? プラスチックの一種であり、ウレタン結合と呼ばれる化学反応によって生成される「樹脂」のことです。配合や方法を変えることで様々な性質のウレタンが生まれ、スポンジや塗料、接着剤や断熱剤等、世の中のあらゆるところで活用されているようです。ウレタン防水は、この生成されたウレタン樹脂を施工箇所に複数回塗ることで防水層をつくり、建物への水の侵入を防ぐことを目的とした防水工事とのことです。 A 耐用年数は? ウレタン防水の耐用年数は、一般的に約8〜10年といわれています。ウレタン防水工法は、下地を塗布した上からウレタン防水材を塗り、その上から保護材としてトップコートを塗っていきます。 B トップコートとは? トップコートの意味は「一番上をおおう」という意味です。 建設業界では、塗装やウレタン防水で仕上げの段階で塗布する材料(塗料)のことを指します。「ウレタンを日差しから守る・遮熱効果で建物を守る・ゴミがたまらないようにする・滑り止め効果・見栄えをよくする」等の効果があります。ただ、紫外線や汚れによる劣化が進むと次第にその効果は薄れてきてしまいます。その為、8〜10年でトップコートの塗り替え等のメンテナンスを行う必要があります。 C ウレタン防水のメリット 最大のメリットは、工事費用の安さです。ウレタン防水は防水工事の中で最も一般的な工法であり、施工できる職人さんも多く工事費用が安くおさまります。又、工事の手軽さと、小回りの利きやすさ(狭い箇所、一部分施工等)も特徴としてあげられています。さらには、仕上げであるトップコートの段階で、ある程度好きに色を選ぶことができるのもメリットの一つと言われています。 D ウレタン防水のデメリット ウレタン樹脂材を手で塗っていく作業の為、シート防止と比較すると職人さんの技術によって仕上がりに差が出てくることがあげられています。同じ防水工事を行った建物でも、ウレタン樹脂材による塗膜層が厚い部分と薄い部分が出てくることがあります。特に立ち上がり部分の出来栄えは差が顕著に出てくるようです。 E ウレタン防水施工可能箇所 基本的に施工する床の面積・形状を問わず、多くの場所で施工できます。マンションやビルの屋上、アパートの屋根・ベランダ・バルコニーに加え、共用廊下や床部分等幅広い箇所において施工可能です。 と、調べてみました。 オーナー様の大切な財産である建物を守る為、これからもいろいろな施工方法等を調べ 最適なご提案ができればと思います。 |