こんにちは、賃貸事業部中村です。 本日は忘れちゃいけないのに忘れがちなことを。
先日、お昼ごはんを某回転寿司店でいただきました。 最近の回転寿司はハイテクなんですね。 食べたいものをタッチパネルで注文すると、注文したネタがベルトに乗せられて、ピンポイントで自分の席に届くようになっているのです。これには感心しました。これなら食品ロスをかなり減らせます。
これまでの回転寿司は、誰から注文されたわけでもないお寿司が漫然とレーンを流れていました。目の前を流れていく赤身の鮪を見ながら、
「ああ、君はさっきも流れてたな。誰にも取ってもらえなかったんだな」
と若干の悲哀を感じて、声にならない声をその赤身に掛けたりしたものです。
君はおそらくもう一周くらいレーンを流れて、それでも誰にも見初められなければ、そのまま廃棄されてしまうのだろうな。できれば食べてあげたいけど、君だけを救うわけにはいかないんだ。君の後ろを流れる赤貝や茎わさび軍艦も救わなきゃいけなくなる。そんなことをしていたら、僕の財布と胃袋があっという間に許容量を超えてしまうのだよ。ごめんよ。本当にごめんよ。
後ろめたい気持ちでお店を後にしたことは一度や二度ではありません。
僕は、この日本という比較的豊かな国に暮らしています。 街には食べ物が溢れ、和食はもちろん、いろんな国の食事が楽しめます。
かたや世界には、飢えに苦しむ国も沢山あります。 最近だとマダガスカルです。5年に及ぶ干ばつのせいで作物が獲れず、 深刻というにはあまりにも深刻な食糧危機に陥っています。僕が見たニュース映像では人々が飢えをしのぐために、ズボンの革ベルトを切り刻み、水で煮て柔らかくして咀嚼していました。そんな状況なのに、今月に入ってこの国をサイクロンが襲い、 さらに悲惨な状況になっています。 こんなに豊かに見える日本でも、貧困は存在します。 昨今のコロナ禍で、また貧困が広がっているという話もあります。 だから贅沢するな、なんて言うつもりはありません。 せっかく豊かな国に暮らしているのだから、その豊かさを享受していいと思います。 僕も食べたいものを食べたいだけ食べるし、休日には陽のあるうちからお酒を飲むなんて暴挙もやってます。
だって美味しいんだもん♩
ただ、それは当たり前じゃないんだ、ということは忘れないでいようと思うのです。 たまたま豊かな国に生まれ育って、たまたま何不自由ない暮らしを手に入れることができている。こんな幸せな食生活が送れているのは奇跡なんです。
だからせめて、
必要以上の食材を買わない 食べられない量の食べ物を注文しない 手にした食べ物は残さず食べる。
それだけは心がけていますし、できれば世界中の豊かに暮らしている人全員にそうあってほしいと願っています。
説教くさいお話になりました。 まるで優等生ぶった嫌な奴の作文みたいですね。
でも本当に心からそう思っているのです。 |