みちのく一泊二日ひとり旅 その1

こんにちは、賃貸営業中村です。
今回は旅のお話を。

以前当ブログで妄想ひとり旅のお話をいたしました。それ以来、日に日に妄想はふくらんで、ついにですね。


妄想じゃなくしてしまいました。

昨年12月、一泊二日の(妄想じゃない)みちのくひとり旅。その模様をお話しいたしましょう。

2018年12月12日上野駅発7:42、初めて乗る東北新幹線は、E5系。ロングノーズの流線型車両に少年心をくすぐられながらの往路でした。カッコいいですよね、あれ。



この日の北日本の天気はあいにくの雪でした。宇都宮を過ぎたあたりから、窓の外の景色がどんどん白くなっていきます。たどり着いた最初の目的地二戸では、



約18センチの積雪。

いいじゃないですか。上等ですよ。これでこそ北国に来た甲斐があるというもの。めったに味わえない雪道歩きを楽しませてもらいました。見渡せば雪をまとった山の木々がキラキラと輝いて、息を呑む美しさ。路傍の花が雪を割って咲いていたりもして。



さて、ここで九州育ちで雪に慣れない僕が、雪の予報に怯えて買った秘密兵器をご紹介しましょう。
これです。

 


ゴムでいろんな靴に装着出来るようになっている、簡易スパイクです。
これは本当に役に立ちました。新雪でもアイスバーンになってるところでも、まったく滑ることなく歩けました。今回これがなかったらどうなっていたことか。。。皆さんも雪国への旅には携行されることをお勧めします。楽天市場で650円でした。

さて、二戸には九戸城というお城の址があります。豊臣秀吉による天下統一の最終ステップとなった、「九戸政実の乱」の舞台です。秀吉方の六万の大軍に対し、九戸方は五千。圧倒的兵力差は当然のごとく悲劇的な最期を呼びました。それでも立たずには居られなかった九戸政実という男の心意気を、肌で感じてみたかったのです。

九戸城へ向かう前に「二戸市埋蔵文化財センター」に立ち寄って、九戸城の縄張りや地形、歴史を予習します。小さいながらも見応えある展示でした。見学料はたったの50円!500円じゃありませんよ。50円です。歴史好きの皆さん、ここ、オススメですよ。



その支払いの時に窓口の方に尋ねてみました。

「この後、九戸城趾にも行こうと思うんですけど、雪は大丈夫でしょうか?」

南明奈似の窓口担当者の答えは苦笑いでした。

「うーん…大変だと思いますよ…」

さて、埋蔵文化財センターを後にしたのはちょうどお昼時。「あらや食堂」で腹ごしらえです。こちらのお店はいわゆる「街の食堂」。昔ながらの醤油ラーメンをいただきました。そのお値段、なんと500円!あっさりした醤油ラーメンがお好きな皆さん、ここ、オススメですよ。



さあ、いよいよ九戸城趾へ。たどり着いた九戸城の入口広場は、まっさらの新雪で埋め尽くされていました。

 

滑り止めを付けているとはいえ、スニーカーでこれを踏み分けるのは大変な労力です。

もう一つ気掛かりなことがあったのですが、それでも僕は歩き出しました。一歩一歩雪を踏みしめ、100メートルほどは歩いたと思います。行く先に待つであろう広大な城址に思いを馳せ、そこから一望できるであろう二戸の雪景色の美しさや、九戸政実公の野望と無念を想ってモヤモヤを抑えつつの100メートル。しかし、そこまででした。

僕は振り返り、元来た道を一目散に戻り始めました。

「自分をごまかしちゃダメだ!」「漏れる!」 

そうです。

僕が抱えていた「モヤモヤ」とは、寒さのために頻繁に訪れる尿意だったのです。おしっこガマン機能が限界を迎えた僕は、次の目的地「トイレ」を目指して脚を急がせるのでした。

「その2」に続きます。 

※九戸城入口広場のガイドハウスは12月以降閉鎖され、トイレも使えません。九戸城趾の見学は、ガイドハウスが開いている4月〜11月をオススメします。

 

行ってきました。 一寸先は、前っ!! 2019年03月02日
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