こんにちは。管理課の池田です。 修繕担当となり、「ガラスを割ってしまった」「気付いたら窓ガラスが割れていた」等、 ガラスに関する話をよく耳にするようになりました。 ガラスって、自然に割れるものなの?という状態だった私ですが、 気になって調べてみました。 ■そもそも窓ガラスっていろいろな種類のものをみるけど・・・ 私達の身近のものでは、以下の9種類があるみたいです。@透明ガラス(フロートガラス) ・住宅の窓に一般的に使用されている。凹凸も無く、シンプル構造。 A網入りガラス ・透明ガラスに網状の鉄線が入っているもの。透明ガラスと比較して飛散しにくく、延焼しにくいというメリットがある。鉄線が日差しやストーブ等であたためられると膨張し、サッシ部分は冷たい為その膨張にガラスが耐え切れず熱割れしやすい。 B型板ガラス(凹凸ガラス) ・透明ガラスの表面に凹凸の模様を施したもの。お風呂場やトイレ等外から見られたくない場所に取り付けるのが一般的。 C網入り型板ガラス(凹凸ガラス) ・型板ガラスに網状の鉄線が入っているもの Dすりガラス(曇りガラス) ・ガラスの表面をすって、細かい凹凸をつけ不透明にしたもの。型板ガラスと同様にお風呂場やトイレ等外から見られたくない場所に取り付けるのが一般的。 E強化ガラス ・透明ガラスの3〜5倍の強度。熱割れしにくく、耐風圧が高いことがメリット。但し防犯面では期待出来ない。 F複層ガラス(ペアガラス) ・断熱、遮熱、結露防止等を目的として複数枚(主に2枚)のガラスの間に乾燥空気やアルゴンガス真空層等が入っている特注ガラス。窓の断熱性能を高め、冷暖房の効きを良くしたり、結露を防止することが出来る。 G合わせガラス ・2枚以上の板ガラスの間に、特殊な中間膜をはさんで作られたガラス。ペアガラスとは異なり、ガラスとガラスの間に空間が設けられておらず、樹脂膜で2枚のガラスがぴったりとくっついているもの。樹脂膜の厚さや種類等により以下の効果が期待出来る。 【A:防犯効果/B:防音効果/C:ガラスの飛散防止効果/D:紫外線カット効果】 HⅬow-Eガラス ・複層ガラスの中間層側のガラスに特殊な金属膜をコーティングしたガラス。部屋の温度が外気温にほとんど影響されない。夏は涼しく過ごしやすく、冬は暖かく過ごしやすい。 以上、9種類です。 窓ガラスはその特性により、設置される個所が選定されていることがわかりました。 ■勝手にガラスが割れることってあるの? 実はよくあることみたいです。 窓ガラスが自然に割れるケースとしては大きくわけて以下の2つです。 ■熱割れ 部屋の中と外と温度差によってガラスにヒビが入ること。 ガラスのコップに熱湯を入れたら割れてしまう理論と同じです。 【特徴としては】 ・何かがぶつかったという形跡はなく、スーっとキレイにヒビが入っている。 ・ガラスの端から湾曲した長いヒビが1本〜複数本入っている。 【予防するには】 ・近くにストーブを置かない(熱い空気が窓にあたる状態を避ける)。 ・結露や熱がたまるのを防ぐために換気をする(温度差が起こらないようにする)。 ■錆割れ 熱割れに割れ方が似ており、こちらも網入りガラスで起きる現象。サビている部分から パキッと亀裂がのびているもの。 網入りガラスに入っている鉄線は、火災が起きた際にガラス片が飛散しないようにする ものですが、窓は雨水にあたりやすい為鉄線が経年劣化によって錆びてしまうことが あります。錆びてしまった鉄線がガラスの中で膨張し、ガラスが割れるというものです。 以上、私達の生活でとっても身近な、無くてはならない「窓ガラス」について調べてみました。次はトイレについて調べてみようと思っています。 |