こんにちは、賃貸営業中村です。 本日は、今ハマっていることのお話を。
8年前に亡くなった父は非常に凝り性でして、ひとたび興味を持ったことは、突き詰めるまでやらないと気が済まない、というところがありました。
ウイスキーボトルの中にミニチュアの帆船を作る 「ボトルシップ」や、ラジオ番組などから好きな演歌を録音して編集するオリジナルテープ作りや、パソコンを導入してからは、自分で編集した焼いた演歌集CDに付けるオリジナルジャケット作りとか。帰省の度にそれらの「作品」を自慢してくるのがちょっとウザかったりもしました(笑)。
そんな父が、かなり長い間凝っていたのが、挽きたての豆を使ったドリップコーヒーです。 一時期は近所の方をゲストに招いて振るまったりもしていました。新しいコーヒーメーカーが発売されれば即買いし、どこそこに美味しい湧き水が汲めるスポットがある、と言う情報を聞けば、車で駆けつけて調達していました。僕も父の誕生日プレゼントには、イルガチェフェ産のモカをリクエストされるままに毎年贈っていました。
そうやってこだわり抜いて淹れたコーヒーに角砂糖を二個も投入して飲むので、僕が 「それじゃコーヒーの味が分からなくなるだろ?」 とツッコむと、 「ばってん苦かもんば(だって苦いんだもん)」 と答える、いささか残念なところもある父でした。
そんな父の血を色濃く継いでいる僕が挽きたて豆でのコーヒーにハマるのは、至って自然なことなのでした。それまでも毎朝、コーヒーを手落としで淹れていましたが、豆はお店で挽いてもらっていました。まずはこれを自宅で挽けるようにしよう、と思い立ったのです。
そこで導入したのが、イギリスのメーカー「ラッセルホブズ」のプロペラ式グラインダーです。 銀色に輝くオサレなボディに一目惚れでした。 挽きたての豆って、お湯を注ぐとそれはそれはすごい勢いで「モコモコモコっ」って膨らむんですね。その様子を見るのが、それ以来休日の朝の楽しみになりました。
こうなると、やっぱり味にこだわりたくなります。YouTubeであまた溢れている、美味しいコーヒーの淹れ方を指南する動画を片っ端から観ていきました。美味しいコーヒーを淹れるには、お湯を注ぐペースや、お湯の温度が大切であることが分かりました。となるとですね、当然欲しくなってくるのです、「細口のドリップポット」と「温度計」が。
買ってしまいました。 金属加工のメッカ新潟県燕市のメーカーが作っている「珈琲考具」のドリップポットとコーヒーサーモメーターのセットです。
ほら!超カッコよくないですか?ほら!
どのくらいの温度が僕のコーヒーの適温なのか、これからじっくり探っていこうと思います。そしていつの日か、最高にこだわり抜いて淹れた最高のコーヒーにですね。
角砂糖を二個投入して飲むのが今の僕の目標です。
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